TOMOKO SHIBATA

Biography

 

プロフィール

柴田智子 柴田智子 ソプラノ/ヴォーカル
柴田智子は、クラシックというジャンルを越え「今を生きる喜び」を音楽・歌うことで世界に発信する。

単身ニューヨークに渡り、独学で英語を勉強、働きながらマネス音楽大学、ジュリアード音楽院に学んだ。大学時代はオペラを歌わず、渡米して初めて受けたオーディションが英語による「夕鶴」のヒロイン役で、ニューヨーク・タイムズから高い評価を受けた。音楽劇の素晴らしさに感動、オペラの道へ興味を示す。アメリカの永住権を取得。厳しい留学生活を送りながらも、過程を楽しみ、その経験を音楽活動の原動力として、世界中の心に届くメロディーを集めて歌い紹介し続けている。クロノス・カルテットとの共演も高く評価され、アメリカでの演奏活動を本格化することもできたが、あえてオペラを本格的に勉強することを決意、1988年、ミラノへ留学、研鑽を積む。

アメリカではカーネギー・ホール、リンカーン・センター、ケネディー・センター、日本では新国立劇場、オーチャードホール、紀尾井ホールなど、主要劇場でオペラやコンサートに出演。ランメルモールのルチア、魔笛、リゴレット等の主役をつとめる。

柴田の唱法はクラシックを基本としているが、今ではポピュラーとなっているクロスオーバー・ミュージックの世界的先駆者でもある。日本でもラッセル・ワトソン、スマップ、浅倉大介をはじめ著名人とのコラボレーションの機会も多く、出演したテレビ番組、ラジオ番組は数えきれない。FMラジオの1時間音楽番組のパーソナリティーを6年にわたりつとめ、活動範囲は「魔女の宅急便」、「ブルーストッキング・レイディーズ」、「王様と私」など、ミュージカルまで広がった。

1995年〜2000年、東芝EMIと専属契約、バーンスタインやロイド=ウェッバーなどアメリカのミュージカル・シーンからの名曲を集めた「マンハッタン・ドリーム」をリリース。翌年ロンドンで録音された、女性シンガーとしては世界初のオール・ビートルズ・カバー・アルバム、「レット・イット・ビー」は世界で反響を呼んだ。2005年、FM NACK5のパワー・プレーとして西部ライオンズの応援歌「チャレンジ・フォー・フューチャー」をクラウンよりリリース、2008年の秋にはゲーム「天誅」の主題を作詞/歌唱で世界発売。最新アルバムは2009年9月発売の「マイ・アメリカン・ドリーム」。初の全曲クラシック・アルバムをセルフ・プロデュースした。

2001年、ニューヨークでの同時多発テロを現場近くで体験し、悲惨な現実を乗り越えて、勇気、愛が芽生えていく過程をまのあたりにしながら再び音楽を通して手と手を繋ぐ作業を開始、2007年以降、世界で起きている不穏な出来事に対し音楽ができることは何か?を模索しつつ毎年9月、"Live Music for 'Tribute to Sep. 1'"をはじめ、ミュージシャンとして今を生きるエネルギーをライブ音楽に託し瞬間を生きる人に届けるコンサートを開催している。当時現場で世界中のミュージシャンが集まり音楽による救済活動をしたマドンナやデヴィッド・ボウイのプロデユーサー、ナイル・ロジャース率いる"We are the Family Foundation"をできる限りサポートしている。

1997年、クリスマスの夜コンサート・シリーズ"Love Classics"をスタート、2006年惜しまれつつ終了するまでその公演数は17回となり、その他にも CLASSICAL SONG PARTYシリーズ、「野菜と音楽は心のビタミン」をスローガンに2005年にスタートしたキユーピープレゼンツ「柴田智子のサラダ記念日コンサート」は毎年1回のペースで2004年より開催、現在も継続中である。

近年はサウンド・クリエーター、浅倉大介の協力を受け、敬愛するオペラ界のスター、マリア・カラスやココ・シャネルの生涯を語った音楽劇、「ショコラ・ド・マリア・カラス」や「ショコラ・ド・ミラクル」を2008年より制作。彼女の真摯な生き方から勇気を得て、自らの乳癌克服への道を歩んでいる。

2007年7月、自身のプロデュースする音楽のためのスペース、都会ながら光と風、緑との優しい時間の共有を目指し、自由が丘オペラ座をオープン。2009年4月、株式会社T.S.PROJECT INTERNATIONALを設立。自身が手がけた、マンドリン・デュオ、プラネット・スピリタ(宇宙の魂)を2009年11月、ユニバーサルミュージックからデビューさせた。

音楽活動、プロデュース活動のかたわら、厳しい地球環境を改善するための森林セラピーや、ハーブやエッセンシャルオイルを使った環境に優しい暮らしの提案にも関心を寄せている。「ハーバル・ミュージック」という新ジャンルの開発にも情熱を傾けている。

同時多発テロから10年日本とニューヨークでチャリティーコンサートや追悼イベントに参加して一区切りの10年目に起こった灯東日本大地震、震災後音楽以外でボランティアをした柴田はやはり音楽でこの震災を忘れないようにと立ち上げた東日本大震災の復興支援コンサートSONGS FOR HOPEは2012日3月11日で第4回目を迎え多くの音楽仲間に支えられながら震災孤児のために毎回寄付を行っている、自身の作詞による自身のメッセージを伝える歌手として進化をし続けている。

東京二期会会員。昭和音楽大学講師、T.S.P.I.代表。

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